REPORT

レースリポート

(C)BOATRACE

QC出場権争いの宇野弥生、平高奈菜、平山智加らが児島優勝戦で激突

2024.09.28

 ボートレース児島のオールレディース「第36回瀬戸の女王決定戦」(9月24日~29日開催)は28日、準優の5日目が終了。29日に行われる優勝戦のメンバーと今年の女子賞金ランキング順位(9月28日20時時点)は次のとおり。

<児島 最終日 12R 優勝戦>
1枠 宇野 弥生(埼玉・愛知) 賞金 9位
2枠 平高 奈菜(愛媛・香川) 賞金12位
3枠 平山 智加(香川・香川) 賞金 7位
4枠 田口 節子(岡山・岡山) 賞金22位
5枠 富樫 麗加(東京・東京) 賞金144位
6枠 藤田 美代(福岡・福岡) 賞金128位
※()内は出身・支部の順

 予選トップ通過の宇野弥生(埼玉出身・愛知支部38歳)【冒頭の写真】が準優を1コース逃げで快勝。優勝戦ポールポジションを手にした。2月の戸田ヴィーナスシリーズと7月の津オールレディースに続く今年3回目の優勝に王手だ。

 宇野は今年の獲得賞金が約2616万円で女子9位。地元蒲郡でのクイーンズクライマックス(QC)出場に向けてもうひと踏ん張りという状況だ。ここで優勝して賞金120万円を加算すれば7位まで浮上できる計算。是が非でも勝ち切りたいところだ。

(C)BOATRACE

 優勝戦2号艇は平高奈菜(愛媛出身・香川支部37歳)【写真上】。1・2・1・2・3・1・3・2・1着のオール3連対で勝ち上がってきた。平高は今年の獲得賞金が約2474万円で女子12位。QC出場ボーダー付近にいる。近況は女子賞金ランク13位の寺田千恵や14位の長嶋万記らが好調で猛烈な追い上げを見せている状態。平高も負けてはいられないところだ。

 優勝戦3号艇は平山智加。今年の獲得賞金は約2660万円で女子7位だ。9位の宇野とは約44万円の差しかなく、この優勝戦の結果次第では追い抜かれてしまう。QC出場を争うライバルたちが優勝戦内枠に並んでいるだけに、3コースから積極的に攻め込みたい。

 優勝戦4号艇は地元の田口節子だ。今年の獲得賞金は約2087万円で女子22位。レディースチャレンジカップ出場権争いの渦中にいるが、ここで優勝すれば18位あたりまで上がって切符獲得が濃厚となりそうだ。

 ただ、田口のめざすところはもちろんレディースチャレンジカップではなく、クイーンズクライマックスだろう。QC出場ボーダー(現状13位の寺田千恵で約2423万円)までは約336万円の大きな差がある。いま優勝賞金120万円を最も必要としているのは田口だといって間違いないだろう。優勝戦で果敢に攻めてくるのか。

関連記事

  • レースリポート
    下関レディースCC5日目 賞金21位・清埜翔子と賞金15位・田口節子が2走奮戦!
    2024.11.23
  • レースリポート
    下関レディースCC 注目は9R3号艇の田口節子 前期3コース1着率は驚異の57%
    2024.11.22
  • レースリポート
    下関レディースCC 女子賞金12位の海野ゆかりが予選落ち危機で9R必勝期す
    2024.11.21