レースリポート
山川美由紀が女子の通算最多V記録更新! 2節連続Vで芦屋も制し女子賞金21位に
2024.09.23
ボートレース芦屋(モーニング)のヴィーナスシリーズ(9月18日~23日開催)が23日に終了した。
優勝戦は大激戦の展開に。向かい風6メートルのなか、4号艇の藤崎小百合(鹿児島出身・福岡支部)が4コースからコンマ05のトップスタートを決めてまくりを放ち、1号艇の寺田千恵(福岡出身・岡山支部)が1コースからこれに応戦。1マークで2艇が競り合う格好となった。
これで両者ターンが流れてブイ際にスペースが空くと、2コースから差した2号艇の山川美由紀(香川出身・香川支部57歳)【冒頭の写真】と、5コースからまくり差した5号艇の赤井睦(岡山出身・徳島支部)が抜け出した。
そして2マークで内から先マイした山川に対し、外を握った赤井のターンは大きく流れて勝負あり。3連単2-1-4で3610円の13番人気決着となった。
勝った山川は「まさか、本当にまさかですね。差ししか考えてなかったですが、展開が良かった。4(藤崎)がまくってくるとは思っていなかったですね。(優勝は)偶然です、たまたまです」と苦笑まじり。しかし終わってみれば2・2・3・1・1・3・3・3・1・1着のオール3連対V。前節の大村オールレディースで約5年8カ月ぶりとなる久々の優勝を飾ったばかりだが、勢いそのままに2節連続Vを手にした。通算では82回目の優勝で女子歴代1位の記録をまた1つ更新。芦屋では1993年女子リーグ、1998年女子リーグ、2006年オール女子戦に続く4回目の優勝となっている。
山川は今節開幕時点で今年の女子賞金ランキングは26位だったが、この6日間で約195万円(優勝賞金100万円)の大きな上積みに成功。21位まで浮上してレディースチャレンジカップ出場へ大きく前進した。
一方、寺田千恵は優勝戦1号艇で無念の2着。前節の大村オールレディースでも優勝戦1号艇で山川に敗れて2着だったが、今節もまた山川の後塵を拝す悔しい結末となった。それでもこの6日間で約190万円(優勝戦2着賞金75万8000円)を獲得。今節開幕時点(9月17日時点)で14位だった今年の女子賞金ランキングは12位まで上がり、いよいよクイーンズクライマックス出場圏内に入ってきた。クイーンズクライマックス13年連続出場の皆勤賞継続に向けて大きな一節となったことは間違いない。
【2024年女子賞金ランキング】(9月23日、19時40分現在)
1位 遠藤 エミ 48,984,000円
2位 浜田亜理沙※36,835,166円
3位 渡邉 優美※35,173,866円
4位 三浦 永理 34,096,000円
5位 守屋 美穂※30,773,000円
6位 細川 裕子 28,451,999円
7位 西橋 奈未 26,208,000円
8位 海野ゆかり 26,124,000円
9位 藤原 菜希 26,087,466円
10位 平山 智加 25,747,866円
11位 宇野 弥生 25,203,932円
12位 寺田 千恵 23,962,732円(芦屋優勝戦2着)
13位 長嶋 万記 23,841,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 平高 奈菜 23,787,500円
15位 平田さやか 23,085,930円(芦屋優勝戦5着)
16位 川野 芽唯 23,001,982円
17位 松尾 夏海 21,955,000円
18位 落合 直子※21,911,333円
19位 岩崎 芳美 21,594,260円
20位 櫻本あゆみ 21,347,066円
21位 山川美由紀 21,229,000円(芦屋優勝戦1着)
22位 日高 逸子 20,777,848円
23位 清埜 翔子 20,232,000円
24位 實森 美祐 20,183,000円
25位 田口 節子 20,084,190円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
26位 大瀧明日香 19,610,000円
27位 廣中智紗衣 19,340,000円
28位 向井 美鈴 19,065,742円
29位 香川 素子※18,337,000円
30位 深川麻奈美 18,025,999円
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43位 滝川真由子 16,562,066円(芦屋優勝戦6着)
77位 赤井 睦 12,860,000円(芦屋優勝戦4着)
215位 藤崎小百合 3,960,000円(芦屋優勝戦3着)
(※守屋美穂、香川素子はG1・G2選出除外によりレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスは除外)
(※浜田亜理沙、渡邉優美、落合直子はF休みによりレディースチャレンジカップ除外)