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まくり差し水面での芦屋ヴィーナス 深尾巴恵や藤原菜希がまくり差し巧者

2024.09.19

 ボートレース芦屋(モーニング)のヴィーナスシリーズ(9月18日~23日開催)は19日、2日目が終了した。中田夕貴(埼玉出身・埼玉支部)が1・1・1着の3連勝で予選首位を快走。予選2位に1・1・1・2着の川野芽唯(福岡出身・福岡支部)、予選3位に1・4・2・2着の浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部)がつけている。

 さてシリーズ序盤の2日間を終えた芦屋だが、ここまで目立つのは"まくり差し"決着だ。初日に3本、2日目に5本で計8本を数え、全24レースの3分の1を占めている。初日6Rでは森下愛梨の4コースまくり差しで3連単6万0850円、2日目6Rでは22歳の嶋田有里(熊本出身・長崎支部)が4コースまくり差しでデビュー初1着を飾り、配当は3連単12万8740円のビッグ。2日目12Rでは大ベテランの日高逸子が5コースまくり差しで3連単1万6060円と、まくり差しからの高配当が次々と生まれている状況だ。

 芦屋は今年のまくり差し出現率が13.3%(9月18日時点)もあり、これは全国24場のなかで浜名湖、丸亀、びわこに次ぐ4位の数字。まくり差しが決まりやすい水面だけに、3日目以降もこの流れが続く可能性は十分だろう。

 今節出場メンバーのなかでの今年のまくり差し1着本数ベスト5レーサーは以下のとおり。

1位 藤原 菜希 10本
2位 滝川真由子 9本
3位 浜田亜理沙 8本
4位 寺田 千恵 5本
4位 長嶋 万記 5本
4位 松尾 夏海 5本
4位 深尾 巴恵 5本

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 まくり差し1着本数1位は藤原菜希(大阪出身・東京支部38歳)【写真上】で10本。しかも最近4節で7本と近況まくり差しラッシュ中だ。今節はここまで6・6・3・6着で予選35位とまさかの苦戦を強いられているだけに、得意のまくり差しで状況を打開したいところ。3日目は5R5号艇と9R3号艇となっており目が離せない。

 まくり差し1着本数2位は滝川真由子(愛知出身・長崎支部)で9本。3コースから5本、5コースから3本、4コースから1本を決めている。滝川は前節の大村オールレディースで予選トップ通過(準優3着)を果たすなど近況好調。今節はここまで5・5・2・3着で予選24位と苦戦気味だが、巻き返してくるに違いない。

 もう1人注目したいのはまくり差し1着本数4位タイの深尾巴恵(群馬出身・静岡支部31歳)【冒頭の写真】だ。深尾は6月に芦屋の一般戦を走ったばかりで、このとき3日目に6コースまくり差しで3連単9万9990円、5日目に4コースまくり差しで3連単1万2800円と大穴を連発してきた。今節もまくり差しで高配当の使者となるのか。3日目は7R進入固定戦の3号艇と11R5号艇で登場する。

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