レースリポート
桐生に負けるな! 芦屋でもヤング世代の森下愛梨や清水愛海らが好走
2024.09.18
ボートレース芦屋(モーニング)のヴィーナスシリーズ(9月18日~23日開催)が開幕した。初日メインカードの12Rドリームレースは、1号艇の川野芽唯(福岡出身・福岡支部)が1コースから1着。5コースから差してきた5号艇の松尾夏海(愛媛出身・香川支部)に接戦に持ち込まれたが、2マークで外を全速で回り、競り合いを制した。3着には6号艇の長嶋万記(静岡出身・静岡支部)が入り、3連単1-5-6で8900円の30番人気となっている。
さて18日は桐生でヤングダービーが開幕。若手レーサーたちの戦いに注目が集まっている。そんななか、芦屋にもヤング世代の女子レーサーが20人も参戦中。その顔ぶれは以下のとおりだ。
・29歳
・28歳 勝浦真帆、福山恵里奈
・27歳 森下愛梨、山口真喜子
・26歳
・25歳
・24歳 柴田百恵、金子七海、清水愛海、森田梨湖、門田栞、大廣咲季
・23歳 大久保佑香、長尾萌加
・22歳 谷口佳蓮、筒井美琴、嶋田有里、永田楽
・21歳 石原凪紗
・20歳 神里琴音、樫葉新心
・19歳 増本杏珠
このなかで初日1着を奪ったレーサーが3人。森下愛梨、清水愛海、勝浦真帆だ。
森下愛梨(静岡出身・静岡支部27歳)【冒頭の写真】は6Rで4コースまくり差し一閃(いっせん)。3連単6万0850円の高配当を提供した。
森下は8月の丸亀ヴィーナスシリーズでデビュー初Vを飾ったばかり。いま注目度を高めている120期の新星だ。今期勝率5.34(9月17日時点)をマークしておりA2級初昇格が狙えそうな状況。今節も勝率アップをめざしたい。
森下にとって芦屋はこれまで6節走って1着ゼロと成績的にいまひとつの水面だったが、今節は初日からさっそく白星を奪って相性の悪さを払拭できそうな勢い。2日目以降も注目しておきたい。
清水愛海(山口出身・山口支部24歳)【写真上】は10Rで3コースまくり一撃。3連単1万7410円の高配当を出した。
清水は今期勝率が現在6.39(9月17日時点)。これまでの自己ベスト(2023年後期適用の5.69)を大きく上回るペースだ。際立つのは大崩れの少なさで、今期88走して5着が6本、6着も6本しかない。これが勝率アップの大きな要因となり、A1級初昇格が狙える位置につけている。
清水は8月の徳山戦でフライングを切ったため今節が終わると30日間(9月24日~10月23日)のF休みに入る。今期出走機会はもう数少ないだけに、今節がA1級勝負駆けのヤマ場といっていいだろう。
勝浦真帆(岡山出身・岡山支部28歳)は8Rで1コースから逃げ成功。長嶋万記との競り合いを制して1着となった。
勝浦が今節手にしたモーター14号機は2連対率4位の好素性機。勝浦自身も7月の浜名湖ヴィーナスシリーズと8月の丸亀ヴィーナスシリーズで優出するなど近況リズム上々なだけに、今節もV争いを沸かせるのか注目したい。