レースリポート
山川美由紀が5年8カ月ぶりの圧勝V! 女子賞金24位に浮上 大村
2024.09.12
ボートレース大村(ナイター)でのオールレディース(9月6日~11日開催)が終了した。優勝戦は4号艇の山川美由紀(香川出身・香川支部57歳)【写真3枚】が圧勝。4コースからコンマ16のトップスタートでまくり切った。2着に1号艇の寺田千恵(福岡出身・岡山支部)、3着に2号艇の浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部)が入り、3連単4-1-2で4440円の17番人気決着となっている。
勝った山川は2019年1月の鳴門オールレディース以来となる約5年8カ月ぶりの優勝で通算81V。大村では7回目の優勝となっている。
山川は今節開幕時点で今年の女子賞金ランキングが28位だったが、この6日間で約224万円(優勝賞金120万円)の大きな上積みに成功。24位まで浮上し、一気にレディースチャレンジカップ出場圏内に入ってきた。
山川はこれまでPG1クイーンズクライマックスに6回(2012~13年、2015~18年)、G2レディースチャレンジカップに4回(2015~18年)の出場歴。しかし2019年以降のここ5年間はどちらの賞金レースも出場を逃している。今年は6年ぶりのレディースチャレンジカップ出場へチャンス到来。今後ますます目が離せない存在になってきた。
寺田千恵は優勝戦1号艇で無念の2着。それでもこの6日間で約186万円(優勝戦2着賞金84万円)を加算し、今節開幕時点で19位だった女子賞金ランキングを14位まで押し上げてきた。クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約70万円差に急接近。13年連続クイーンズクライマックス出場の皆勤賞継続へ希望が広がってきた。
今年の女子賞金ランキングを見ると、7位に海野ゆかり(50歳)、14位に寺田千恵(55歳)、19位に岩崎芳美(52歳)、23位に日高逸子(62歳)、24位に山川美由紀(57歳)と、50代以上のベテラン勢の奮闘ぶりが光る。世代交代の波に抗(あらが)う底力が、いま女子戦線を面白くしている。
【2024年女子賞金ランキング】(9月11日終了時)
1位 遠藤 エミ 46,729,000円
2位 浜田亜理沙※35,549,166円(大村優勝戦3着)
3位 渡邉 優美※35,173,866円
4位 三浦 永理 32,231,000円
5位 守屋 美穂※29,671,000円
6位 細川 裕子 28,451,999円
7位 海野ゆかり 26,124,000円
8位 藤原 菜希 25,014,466円
9位 平山 智加 24,999,866円
10位 西橋 奈未 24,759,000円
11位 宇野 弥生 24,652,932円
12位 長嶋 万記 22,893,000円(大村優勝戦4着)
13位 平高 奈菜 22,746,500円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 寺田 千恵 22,049,732円(大村優勝戦2着)
15位 平田さやか 21,885,930円
16位 川野 芽唯 21,841,982円
17位 落合 直子※21,028,333円
18位 松尾 夏海 20,990,000円
19位 岩崎 芳美 20,768,260円
20位 櫻本あゆみ 20,689,066円
21位 田口 節子 20,072,190円
22位 清埜 翔子 19,746,000円
23位 日高 逸子 19,382,848円
24位 山川美由紀 19,268,000円(大村優勝戦1着)
25位 實森 美祐 18,942,000円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
26位 大瀧明日香 18,734,000円
27位 廣中智紗衣 18,707,000円
28位 向井 美鈴 18,298,742円
29位 香川 素子※17,698,000円
30位 深川麻奈美 17,037,999円
|
60位 黒澤めぐみ 13,632,000円(大村優勝戦6着)
65位 松瀬 弘美 13,128,000円(大村優勝戦5着)
(※守屋美穂、香川素子はG1・G2選出除外によりレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスは除外)
(※浜田亜理沙、渡邉優美、落合直子はF休みによりレディースチャレンジカップ除外)
(※ナイター開催のレディースチャレンジカップは出場枠が21人に変更されたため、2024年下関大会は女子賞金ランキング上位21人が出場)