佐々木裕美が10戦7勝で地元徳山ヴィーナスV　31期ぶりA1級昇格も射程に

　ボートレース徳山（モーニング）のヴィーナスシリーズ（8月13日～18日開催）が18日に終了した。優勝戦は1号艇の佐々木裕美（山口出身・山口支部44歳）【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ11の好スタートで逃げ切った。2着に4号艇の角ひとみ（広島出身・広島支部）、3着に2号艇の前田紗希（埼玉出身・埼玉支部）が入り、3連単1-4-2で1850円の7番人気決着となっている。

　勝った佐々木は2022年3月の津オールレディース以来となる約2年5カ月ぶりの優勝で通算11V。地元徳山では2019年11月のオールレディースに続く2回目の優勝。

　今節の佐々木は1･1･3･1･1･5･1･3･1･1着。初日に2コースまくりと1コース逃げで連勝を飾る好スタートを切ると、3日目にも3コースまくり差しと1コース逃げで連勝するなど軽快な走りを連発。予選をトップ通過してV争いの主導権を握った。そして準優・優勝戦は1コースから危なげなく逃げ切って快勝。節間7勝のピンラッシュで頂点に立った。

　レース後の佐々木は「紗希ちゃん(コンマ06)がすごくいいの行ったんですかね? 私、遅れたかな?って。1マークちょっと外したので、後ろをチラッと見るのがドキドキしました。特訓の後にプロペラをちょっとたたいたのが良かったかな。地元で優勝できて、メチャクチャうれしいです。また頑張ります」と笑顔で語った。

　佐々木はこの活躍で今期勝率が今節開始前の5.71から6.08まで大幅アップ。2009年後期以来、31期ぶりのA1級昇格も夢ではなくなってきた。また優勝賞金100万円をゲットして今年の獲得賞金は1369万円となり、女子賞金ランキングは44位まで上昇。11月に地元下関で開催されるG2レディースチャレンジカップ出場へまだまだチャンスがある状態だ。

　佐々木の次節は8月27日からの江戸川男女ダブル戦に登場。江戸川は2017年にオールレディースで優勝した経験もある水面だけに楽しみだ。近況4節連続優出中と絶好調モードの佐々木から今後ますます目が離せない。