レースリポート
徳山ヴィーナスシリーズ 4場所連続優出に挑む佐々木裕美が地元山口勢をけん引!
2024.08.16
ボートレース徳山の「スポーツニッポン杯争奪 ヴィーナスシリーズ第11戦」はあす17日がシリーズ5日目。終盤3個レースで準優勝戦が行われるが、地元山口勢が奮闘中だ。
4014 片岡 恵里 12R2号艇
4045 佐々木裕美 12R1号艇
5123 福山恵里奈 11R6号艇
5146 野田 彩加 10R1号艇
以上の4人(登録番号順)が準優に駒を進めており、ファイナルに何人進出するか注目されている。
そのけん引役が近況完全復活を感じさせているベテランの佐々木裕美(山口出身・山口支部44歳)【写真2枚】だ。
というのも、舟足劣勢な状態が続き2022年前期から3期連続でB1級に甘んじていたから。多くのファンが心配していたのも事実である。
その状態の変わり目となったのは、昨年11月のびわこヴィーナスシリーズ。12走で5勝を挙げるなど存在感を示したが、シリーズの平均スタートタイミングはコンマ23と、かなりの不利を強いられていたのだった。
ただ、これには伏線がある。
その直前の三国ヴィーナスシリーズ(昨年11月3日~9日)でフライングを切っていたのである。
期初めのフライングは以降の半年間の制約となり、レースぶりに影響があるもの。しかし佐々木裕美はそれを逆手にとり、道中さばきで連に絡むようになったのである。
逆転の発想といってもいいだろう。
そして、今期A2に返り咲くと、新期となった5月以降は八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍をみせている。
7月 びわこ一般戦 優出6着
7月 桐生オールレディース 優出4着
8月 丸亀ヴィーナスシリーズ 優出2着
と、現在3場所連続優出中なのだ。
あす17日の徳山準優をクリアすれば4場所連続優出である。
逆境は避けたいものだが、このように力に変えられると教えてくれる佐々木裕美。人を励ますその一走一走に注目したい。