徳山ヴィーナスシリーズが13日開幕　清水愛海や野田彩加ら地元勢に期待大

　ボートレース徳山（モーニング）でヴィーナスシリーズ第11戦（8月13日～18日開催）が13日に開幕する。今節は福岡レディースチャンピオン出場組が不在のため、出場メンバー44人の級別はA1級0人、A2級5人、B1級28人、B2級11人という内訳。5人のA2級勢が底力を見せるのか、39人のB級勢のなかから躍進するレーサーが現れるのか、楽しみな一節となりそうだ。

　今節出場メンバーの今期(5月1日～)勝率ベスト10は以下のとおり。

1位 清水　愛海（山口・山口・B1） 6.44
2位 前田　紗希（埼玉・埼玉・A2） 6.24
3位 中田　夕貴（埼玉・埼玉・B1） 5.93
4位 山崎小葉音（徳島・群馬・B1） 5.80
5位 野田　彩加（山口・山口・B1） 5.78
6位 片岡　恵里（岡山・山口・B1） 5.71
6位 佐々木裕美（山口・山口・A2） 5.71
8位 中澤　宏奈（東京・東京・B1） 5.61
9位 渡邉真奈美（千葉・東京・B1） 5.25
10位 中川　りな（福岡・福岡・A2） 5.22
※()内は出身・支部・級別

　勝率1位は地元の清水愛海(山口出身・山口支部24歳）【冒頭の写真】だ。今期勝率6.44でA1級初昇格が狙えそうな勢い。前節の下関一般戦で今年初優出（4着）を飾るなど近況リズム上昇ムードだ。

　清水愛海は通算6優出0V。2020年11月にデビューし、2022年に2優出、2023年に3優出をマークするなど早くから頭角を現したが、まだ優勝にはたどり着けていない。今節はデビュー初Vのチャンスが十分にありそう。徳山は過去10節走って準優出1回、優出0回と相性いまひとつなだけに、まずは当地初優出を狙いたい。

　地元の山口支部からはほかにも5位に野田彩加(山口出身・山口支部21歳）【写真上】、6位タイに片岡恵里と佐々木裕美がランクインしている。

　野田は今期勝率5.78で、これまでの自己ベスト（前期の4.78）を1点も上回る急成長ぶり。今期に入って平均STコンマ15（前期はコンマ19）とスタートの安定感が飛躍的に増し、これが勝率アップの大きな要因のひとつとなっている。今節はデビュー初優出へ期待が高まりそうだ。

　片岡恵里と佐々木裕美はともに徳山優勝歴を持つだけに有力なV候補となってきそう。特に佐々木は近況、びわこ、桐生、丸亀と3節連続優出中で絶好調なだけに目が離せない。