レースリポート
レディースチャンピオン最終日は選抜戦も大一番 女子賞金13位の平高奈菜や14位の松尾夏海
2024.08.11
ボートレース福岡(サマータイム制)での「プレミアムG1第38回レディースチャンピオン」(8月7日~12日開催)は11日、準優の5日目が終了。12日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。優勝戦は1号艇から順番に遠藤エミ、渡邉優美、櫻本あゆみ、藤原菜希、浜田亜理沙 、細川裕子という6人。
最終日の終盤カードは賞典レースとなり、10Rと11Rは特別選抜戦(1着賞金114万円)、12Rは優勝戦(1着賞金1300万円)と高額賞金のかかったレースが続く。レディースチャンピオン最終日は1年間で最も大きく女子賞金ランキングが変動する日だ。クイーンズクライマックス(12月蒲郡)出場権争いの天王山になる。
今年の女子賞金ランキングと最終日10~12Rの出場予定は以下のとおり。
【2024年女子賞金ランキング】(8月11日、20時現在)
1位 浜田亜理沙 31,270,166円(12R優勝戦5号艇)
2位 遠藤 エミ 30,256,000円(12R優勝戦1号艇)
3位 渡邉 優美 28,441,866円(12R優勝戦2号艇)
4位 三浦 永理 28,207,000円(11R選抜戦2号艇)
5位 守屋 美穂※28,014,000円
6位 細川 裕子 24,934,999円(12R優勝戦6号艇)
7位 平山 智加 23,958,866円(11R選抜戦3号艇)
8位 海野ゆかり 23,261,000円
9位 宇野 弥生 22,779,932円
10位 藤原 菜希 20,174,000円(12R優勝戦4号艇)
11位 清埜 翔子 19,420,000円
12位 岩崎 芳美 19,006,500円
13位 平高 奈菜 18,906,500円(10R選抜戦3号艇)
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 松尾 夏海 18,835,000円(11R選抜戦6号艇)
15位 西橋 奈未 18,702,000円
16位 長嶋 万記 18,501,000円(11R選抜戦1号艇)
17位 寺田 千恵 18,427,732円
18位 平田さやか 18,323,464円
19位 川野 芽唯 18,073,982円(11R選抜戦4号艇)
20位 落合 直子 17,995,333円
21位 田口 節子 17,764,000円
22位 實森 美祐 17,492,000円
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
23位 日高 逸子 16,777,848円
24位 今井 裕梨 16,371,398円
25位 向井 美鈴 16,250,982円
26位 廣中智紗衣 15,949,000円(10R選抜戦2号艇)
27位 大瀧明日香 15,944,000円(10R選抜戦4号艇)
28位 関野 文 15,735,666円
29位 櫻本あゆみ 15,693,066円(12R優勝戦3号艇)
30位 深川麻奈美 15,674,999円
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32位 山川美由紀 14,982,000円(10R選抜戦5号艇)
36位 平川 香織 14,146,000円(11R選抜戦5号艇)
83位 原田 佑実 10,168,982円(10R選抜戦6号艇)
93位 土屋 千明 9,874,834円(10R選抜戦1号艇)
(※守屋美穂はG1・G2選出除外によりレディースチャレンジカップ、クイーンズクライマックスは除外)
10R特別選抜戦は3号艇の平高奈菜(愛媛出身・香川支部37歳)【冒頭の写真】に注目したい。現在女子賞金ランキング13位。クイーンズクライマックス出場圏内にいるものの、14位以下が僅差で続いているだけにその座は安泰ではない。この選抜戦を勝って賞金を大きく上積みしたいところだ。準優では3コースからコンマ31と立ち遅れて5着に沈んだだけに、その雪辱も果たしたい。
11R特別選抜戦には女子賞金ランキング10位台の松尾夏海(愛媛出身・香川支部32歳)【写真上】、長嶋万記(静岡出身・静岡支部)、川野芽唯(福岡出身・福岡支部)が登場。激しい戦いとなりそうだ。松尾は予選20位で準優進出を逃したが、5日目に連勝を飾る意地の走りを披露。そして準優18人のなかから淺田千亜希が不良航法で賞典除外になったため、繰り上がりで選抜戦を走ることになった。このチャンスを生かして賞金を稼ぎたいところだ。
12R優勝戦には女子賞金ランキング1、2、3、6、10位の上位勢が登場。下位から急上昇を狙うのは櫻本あゆみ(栃木出身・群馬支部)のみだ。櫻本は現在女子賞金ランキング29位。クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約321万円差となっており、優勝戦3着(賞金350万円)で届く位置だ。またレディースチャレンジカップ出場ボーダーまでは約180万円差で、優勝戦5着(賞金200万円)でも届く。櫻本が何着に入るかが女子賞金争いでは最大の焦点になってきそうだ。