レースリポート
遠藤エミがレディースチャンピオン予選1位通過 淺田千亜希と渡邉優美が続く
2024.08.11
ボートレース福岡で開催中の「PG1第38回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は11日、10~12Rで準優勝戦が行われる。大激戦となった勝負駆けデーの4日目は1コースが7勝、2コースが4勝、3コースが1勝と完全に内主導のレース。3連単の万舟券は2本飛び出したが、比較的順当決着が多かった。
注目の予選トップ争いは遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部36歳)【冒頭の写真】に軍配が上がった。3日目の1号艇では4着に敗れていたが、4日目は3号艇でシリーズ3勝目をマーク。初日は6号艇で6着だったが、点増しのドリーム戦だったことがプラスに働いた。
予選2位には4日目を3着2本とまとめた淺田千亜希が浮上し、3位は地元の渡邉優美。4日目の最終12Rで2着以上なら予選トップ通過だった浜田亜理沙は道中の不利などもあって5着と敗れ、予選は着位差も含めて6位通過となっている。
今節のヘスト18、準優勝戦のメンバーは次のとおり。
<福岡 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 渡邉 優美(福岡・福岡)
2枠 藤原 菜希(大阪・東京)
3枠 長嶋 万記(静岡・静岡)
4枠 三浦 永理(静岡・静岡)
5枠 山川美由紀(香川・香川)
6枠 川野 芽唯(福岡・福岡)
※()内は出身、支部の順
10Rは地元の渡邉優美(福岡出身・福岡支部31歳)【写真上】が1号艇で登場。2号艇には2コースを非常に得意にしている藤原菜希、そして中枠には長嶋万記、三浦永理の静岡支部同期コンビ、さらにはレディースチャンピオン4回の優勝を誇る山川美由紀、地元の川野芽唯と強豪がそろったが、地元水面での優勝を熱望している渡邉が意地でも逃げ態勢へ。ここは相手探しとなるか。
<福岡 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 淺田千亜希(徳島・徳島)
2枠 櫻本あゆみ(栃木・群馬)
3枠 廣中智紗衣(愛知・東京)
4枠 細川 裕子(愛知・愛知)
5枠 大瀧明日香(静岡・愛知)
6枠 原田 佑実(愛知・大阪)
※()内は出身、支部の順
11Rの1号艇には最強B2級戦士の淺田千亜希(徳島出身・徳島支部51歳)【写真上】が構える。さらに、シリーズ序盤をハイパワーで盛り上げた櫻本あゆみと廣中智紗衣が2、3号艇という激戦区。ドリーム組の細川裕子もセンター枠から虎視たんたん。準優勝戦の中では最も混戦メンバーになった。
<福岡 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)
2枠 浜田亜理沙(広島・埼玉)
3枠 平高 奈菜(愛媛・香川)
4枠 平川 香織(東京・埼玉)
5枠 土屋 千明(群馬・群馬)
6枠 平山 智加(香川・香川)
※()内は出身、支部の順
12Rは初日のドリーム組から3人が進出の好メンバーになったが、予選トップ通過でモーターに関しても節イチ宣言が飛び出した遠藤エミが貫禄の逃げを披露する。相手も浜田亜理沙が濃厚ではあるが、復活を期す平高奈菜、評判モーターの土屋千明、初出場で2勝をマークし予選突破を果たした平川香織も2、3着争いには出番ありか。平山智加もドリーム組の意地を見せたいところだが、当地の6枠はあまりにも遠い。
なお、4日目は3Rを逃げた上田紗奈(大阪出身・大阪支部28歳)【写真上・左側】と8Rを逃げた後藤美翼(東京出身・東京支部34歳)【写真上・右側】の2人がG1戦初勝利を挙げ、ファンの前で水神祭が行われた。今節はG1戦初出場だった6人のうち、4人が水神祭を達成。G1戦未勝利は山本梨菜と蜂須瑞生の2人だけとなっている。