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レディースチャンピオン準優は年末蒲郡QCもめざす大瀧明日香と細川裕子に注目

2024.08.10

 ボートレース福岡(サマータイム制)での「プレミアムG1第38回レディースチャンピオン」(8月7日~12日開催)は10日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。11日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。

 準優を見るうえで確認しておきたいのが今年の「女子賞金ランキング」だ。今節の優勝戦の賞金額は1着から順に1300万円、490万円、350万円、240万円、200万円、170万円。優出6着でも170万円あって、これはG3オールレディース優勝賞金の約1.5倍だ。誰が優出するかによって賞金ランキングの状況は大きく変わってくる。12月26日からポートレース蒲郡で開催されるクイーンズクライマックス(QC)への出場権争いを考えると、この準優が大一番だ。女子賞金ランキングは8月10日、20時時点。

<福岡 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 渡邉 優美(福岡・福岡)女子賞金4位
2枠 藤原 菜希(大阪・東京)女子賞金10位
3枠 長嶋 万記(静岡・静岡)女子賞金16位
4枠 三浦 永理(静岡・静岡)女子賞金5位
5枠 山川美由紀(香川・香川)女子賞金32位
6枠 川野 芽唯(福岡・福岡)女子賞金20位
※()内は出身・支部の順

 10R出場組では藤原菜希に注目したい。現在女子賞金ランキング10位につけており、ベスト12のボーダー付近で激しい争いを繰り広げている。ここで優出してクイーンズクライマックス初出場へ大きく一歩前進したいところだ。今節ここまで5・1・1・1・5・1着で4勝を挙げるなど好調。準優2号艇となっただけに女子屈指の2コース巧者がどんな走りを見せるのか目が離せない。

<福岡 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 淺田千亜希(徳島・徳島)女子賞金160位
2枠 櫻本あゆみ(栃木・群馬)女子賞金30位
3枠 廣中智紗衣(愛知・東京)女子賞金27位
4枠 細川 裕子(愛知・愛知)女子賞金6位
5枠 大瀧明日香(静岡・愛知)女子賞金26位
6枠 原田 佑実(愛知・大阪)女子賞金86位
※()内は出身・支部の順

 11Rには地元蒲郡クイーンズクライマックス出場をめざす愛知支部勢から細川裕子(愛知出身・愛知支部42歳)【写真下・正面】と大瀧明日香(静岡出身・愛知支部45歳)【冒頭の写真】が入っている。

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 細川は現在女子賞金ランキング6位の好位置。ただ9月6日~10月10日まで35日間のF休みがあってランクダウンは避けられず、安心できない位置でもある。今節優出してしっかり賞金を上積みしておきたい。

 大瀧は現在女子賞金ランキング26位で獲得賞金は約1572万円。現時点でのクイーンズクライマックス出場ボーダー(13位平高奈菜の約1868万円)まで約296万円の差がある。この差を一気に埋めるためには今節優出が欲しいところ。準優は外枠の5号艇だが、4日目12Rで5コースから鋭くまくり差して2着に食い込む好走を見せたばかり。チャンス十分だろう。

<福岡 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)女子賞金2位
2枠 浜田亜理沙(広島・埼玉)女子賞金1位
3枠 平高 奈菜(愛媛・香川)女子賞金13位
4枠 平川 香織(東京・埼玉)女子賞金37位
5枠 土屋 千明(群馬・群馬)女子賞金97位
6枠 平山 智加(香川・香川)女子賞金7位
※()内は出身・支部の順

 12Rは平川香織が楽しみだ。G1初出場で予選12位に入って準優に駒を進めてきた。現在女子賞金ランキングは37位で、獲得賞金は約1394万円。クイーンズクライマックス出場ボーダーまで約474万円差、レディースチャレンジカップ出場ボーダーまでは約344万円差という状況だ。ここで優出できれば一気に夢は広がってくる。1~3号艇の記念タイトルホルダーたちを相手に4号艇でどう戦うのか興味深いところ。勢いに乗っている24歳の新星が見せ場をつくるのか。

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