レースリポート
渡邉優美が得点率トップ君臨! 淺田千亜希が2位タイ 福岡レディースチャンピオン
2024.08.10
ボートレース福岡の「PG1第38回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は10日、いよいよ4日目の予選最終日を迎える。
3日目の1コースは6勝。2勝だった2日目よりは若干巻き返してきたが、圧倒的に強いわけではない。3コースは4勝したが、圧巻だったのは12R。1コースの遠藤エミに対して、小野生奈が見事な全速まくりを決め、3連単では3万9840円の高配当を提供した。小野生奈は予選突破は厳しそうな得点状況だが、地元の意地を見せた格好になった。
地元の渡邉優美(福岡出身・福岡支部31歳)【冒頭の写真】は、3日目8Rは4コースから3着に終わったものの、8.75の得点率でトップに君臨。ただ、4日目は後半11Rこそ2号艇だが、前半6Rは6号艇を残しており、ここをどうしのぐか。予選トップを守れるかどうかのヤマ場になりそう。
2位タイには得点率8.50で淺田千亜希(徳島出身・徳島支部51歳)【写真上】とドリーム戦覇者の浜田亜理沙が並んでいる。淺田はここ数年、出走回数が50走を下回っていることが多く、今期もB2級ではあるのだが、昨年7月の浜名湖オールレディースの優勝(6コースまくり差し3連単11万円券)で優先出場権を獲得。これまでSG戦にも6回の出場を誇る強豪だけに、4戦3勝という活躍にも全く違和感はない。3日目の1勝は娘さんの誕生日祝いとなり、笑みがこぼれた。
浜田亜理沙の方は3日目1回乗りの6Rを3コースからのまくりで快勝し、2勝目をマークした。2人とも渡邉優美同様、4日目の2走で6号艇を残しているので、予選トップ争い、準優1号艇争いを制するには、その6号艇での成績が非常に大事になる。
得点率8.00で4位につける櫻本あゆみと同10位の藤原菜希は、4日目にともに待望の1号艇が回ってくるので、順位を大きく上げる可能性がある。一方、3日目12Rの1号艇で4着と敗れてしまい、得点率7.40で7位となった遠藤エミの4日目は10Rの3号艇。この枠なら、まだ準優1号艇のチャンスは十分にありそうだ。
3日目終了時点の準優ボーダーは17位タイに並ぶ海野ゆかりと川野芽唯の5.80。ボーダー下からはドリーム組の平山智加をはじめ、堀之内紀代子、岩崎芳美、實森美祐、1号艇を残す松尾夏海らが勝負駆けに挑む。
なお、3日目4Rで1コースから逃げた刑部亜里紗(静岡出身・静岡支部27歳)【写真上・左から2人目】は、2日目の平川香織に続く今節2人目のG1戦初勝利をマークして、11R終了後にファンの前で盛大に水神祭が行われた。