レースリポート
福岡レディースチャンピオン3日目 ただ1人のB2レーサー淺田千亜希が奮闘!
2024.08.09
ボートレース福岡で開催されている「プレミアムG1第38回レディースチャンピオン」は、ディフェンディングチャンピオンをはじめ、G2 レディースオールスターの優勝者、前年6月~当年5月までのG3オールレディースの優勝者、さらに同期間の勝率上位者52名の戦い。
参戦条件に級別の規定がなく、A1からB2まで全ランクのレーサーが集えるG1レースとして注目を集めている。いわゆる「下剋上」の可能性があるため観る者を熱くさせてくれるのだ。
今大会の級別人数は以下のとおりである。(負傷のため途中帰郷した中里優子/B1を除く)
A1 16名
A2 27名
B1 7名
B2 1名
合計 51名
さらに、2日目終了時点の得点率上位者の級別は次のとおりだ。
9.67 渡邉 優美 A1
9.33 櫻本あゆみ A2
8.67 廣中智紗衣 A1
8.00 淺田千亜希 B2
8.00 三浦 永理 A1
8.00 浜田亜理沙 A1
8.00 土屋 千明 B1
7.67 遠藤 エミ A1
7.33 藤原 菜希 A1
7.33 原田 佑実 B1
ただ1人、B2レーサーとして参戦している淺田千亜希(徳島出身・徳島支部51歳)【写真2枚】が奮闘中である。3日目は11Rの3号艇で登場する。
「舟足自体は悪くないです。あとは行きたいところに行けるかどうか…。握って旋回してもターンでボートが返ってくるようにしたいです」と舟足の現状と方向性を示している。
今期B2なのは、所定の審査対象期間内(2023年11月1日~2024年4月30日)において出走回数不足のため。勝率は6.42だったが33走で、B1が50走以上、A2が70走以上、A1が90走以上という規定に届かなかったからだ。
ただ、通算V41、G1優出6回、SG出場6大会という実績に明らかなように、実力は折り紙付き。今回、レディースチャンピオンには7年ぶりの出場だが、これを可能にしたのが昨年7月の浜名湖オールレディース。6コースからコンマ01のスタートを決め、まくり差しで優勝したのだ。
G1優出6回のうち、4回がこのレディースチャンピオン。そのうち、優勝戦2着が3回もある。
優勝戦で敗退後、涙を隠し笑顔で周囲に接してきた「心あるアスリート」に、栄光あれと願わずにはいられない。
そんなプレミアムG1第38回レディースチャンピオンのもようを伝える公式YouTube3日目はタレントの朝長美桜さんをゲストに迎え、15時から配信される。
女性アイドルグループ・HKT48、AKB48の元メンバーで、卒業後は地元福岡から東京に拠点を移動。タレントとして活動する傍ら、アクセサリーブランドのプロデューサーを務めるなど、幅広く活動する女性の感性に注目したい。