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ドリーム組強しのレディースチャンピオン 地元の渡邉優美が2日目連勝

2024.08.09

 ボートレース福岡の「PG1第38回レディースチャンピオン」(優勝賞金1300万円)は8日、2日目を開催した。レース傾向は初日とは一変。1コースは2勝、2コースは1勝と初日全勝の1、2コースは大苦戦を強いられ、3コースが5勝、4コースが2勝、5、6コースも各1勝ずつと全コースが白星を挙げた。しかしながら、3連単の万舟券は3本のみ。1コースが負けたからといって、大穴ではないケースが多いことも福岡水面の特徴。

 そんなレース傾向の中、最終12Rで数少ない1コースからの逃げを決めたのが地元の渡邉優美(福岡出身・福岡支部31歳)【冒頭の写真】。前半7Rでも3コースからのまくり差しで勝利しており、2日目は見事な連勝ゴール。「モーターは機歴より動いていると思う。まだ気になるところはあるが、欲張り過ぎずに調整を続けていきます」とパワーアップにも成功しており、このままシリーズをリードしそうな雰囲気を醸し出している。

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 初日12Rのドリーム戦では6号艇だったこともあり6着と大敗していた遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部36歳)【写真上】も2日目前半2Rを5コースからのまくり差しで勝利した後、後半9Rでも2着。一気に巻き返してきた。手にしているのは2連対率50%の好モーターとあって「初日は調整を失敗していた。回り足は本当にいいし、全部の足がいいと思う」と2日目にしてパワーも本格化。連覇をめざす女子最強レーサーは今節も本領を発揮してくれそうな勢い。

 2日目は渡邉優美と遠藤エミ以外にも三浦永理、細川裕子が初白星をゲット。浜田亜理沙と平山智加も2着があり、ドリーム組の活躍が目立った1日だった。

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 しかしながら、ハイパワーで突っ走る伏兵陣も2人。櫻本あゆみ(栃木出身・群馬支部36歳)【写真上】と廣中智紗衣はともにオール2連対と好走を続けている。櫻本の方は3戦2勝。しかも、2日目11Rでは大外6コースからまくり差しでの勝利。「まさか届くとは思っていなくてびっくりした」と勝った本人も驚く会心の勝利。「ターン回りがいい」とモーターにも当然好感触。現状では廣中、土屋千明、遠藤エミ、渡邉優美らとともにトップグループの仕上がりなのは間違いない。

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 なお、今節はG1戦初出場の選手が6人いるが、2日目1Rを2コース差しで制した平川香織(東京出身・埼玉支部24歳)【写真上・前列左から2人目】がG1戦初勝利の水神祭第1号に。9R終了後にファンの前で水神祭が行われ拍手喝采を浴びていた。

 また、2日目10Rの宇野弥生はスタート時のスピード低下で出遅れ扱いの返還欠場となったが、プロペラに浮遊物を巻いていたのが原因だったので選手責任外となっている。2日目1Rで転覆した深川麻奈美、同7Rでエンストの土屋実沙希はどちらも選手責任でマイナス5点。

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