レースリポート
初優勝記念トークショーで健闘誓った福岡泉水に期待!
2024.08.04
きのう8月3日、ボートレースチケットショップ洲本(兵庫県洲本市)でトークショーが開催された。
淡路島の津名中学校・津名高校出身の福岡泉水(119期・兵庫支部26歳)【写真2枚】の初優勝記念イベントである。
その初Vは今年6月30日の桐生ヴィーナスシリーズ第7戦。4コースからコンマ05のトップスタートを決め、まくりで制している。
「数字のあるモーターだったこともありますが、愛知支部の細川裕子さんがとても親身にアドバイスしてくれたこともあり、伸びを中心にいいバランスに仕上がっていました」とシリーズを回顧。「このところプロペラ調整がいい方向にいっているので、このまま勝率5点台をめざしたいです」とファンを前に話していた。
その言葉どおり、来期適用勝率(5月1日~10月31日で集計)は8月4日現在5.05。初の5点台をマークしており、今後の成績次第ではA2昇格も視野に入る状況となっている。
そのバックグランドに何があるのか聞くと、「2コースの成績です」と自己分析。それを裏付ける過去1年間(2023年8月1日~2024年7月31日)のコース別1着率は以下のとおりだ。※カッコ内はさらに1年前(2022年8月1日~2023年7月31日)のデータ
1コース 16.7% (19.0%)
2コース 10.7% ( 3.4%)
3コース 19.2% (13.8%)
4コース 8.0% ( 6.9%)
5コース 10.7% (19.4%)
6コース 0.0% ( 0.0%)
「まくり差しが好きで得意な5コース」の数字は下がっているが、2コースの1着率は約3倍に跳ね上がっておりテクニックの修練を感じさせている。
兵庫支部を代表するSGウイナー吉川元浩の薫陶を受けるとともに、「藤岡俊介さんの一言がきっかけで2コースの戦い方を学びつつあります」と語る姿は屈託がなく朗らか。温かな人間性はトークイベント中も随所でみられ、集まった100名あまりのファンをずっと笑顔にさせていた。
そんな福岡泉水の次のあっせんは、地元尼崎のお盆レース「日本財団会長杯争奪 第52回オール兵庫王座決定戦」。
「A1の男子レーサーがたくさんいる大会ですが、だからこそがんばります!」と語った時の真顔はアスリートそのもの。「尼崎はファンの皆さんの声がよく聞こえるのは励みになります」と感謝の気持ちも忘れていない。
福岡泉水の今後の活躍に期待したい。