レースリポート
江戸川レディースvsルーキーズ 清埜翔子が大会史上2人目の女子個人戦Vへ
2024.07.06
ボートレース江戸川の「第13回ボートレースレディースVSルーキーズバトル」(7月2日~7日開催)は6日、準優日の5日目が終了した。5日目各レースの1着選手と1~8Rの団体戦ポイント獲得状況は以下のとおり。
1R★小林 愛実 2コース差し
2R★塚越 海斗 1コース逃げ
3R★中川 りな 1コース逃げ
4R☆青木 蓮 1コース抜き
5R★宇野 弥生 2コースまくり
6R☆高山 弘斗 1コース逃げ
7R★登玉 隼百 5コースまくり
8R★富樫 麗加 1コース逃げ
9R 若林 樹蘭 2コース差し
10R 島倉 都 2コース差し
11R 登玉 隼百 2コース差し
12R 清埜 翔子 1コース逃げ
★はレディースが、☆はルーキーズがポイント獲得
5日目はレディースが6勝2敗と圧倒。5日間合計では紅組・レディースが21点(初日から順に5点、3点、2点、5点、6点)、白組・ルーキーズが19点(初日から順に3点、5点、6点、3点、2点)となり、レディースが逆転して2点リードを奪った。
なお最終日は5~12Rが団体戦対象レースとなるが、団体ポイントは5~9Rの一般戦は1点、10Rの特別選抜B戦は4点、11Rの特別選抜A戦は8点、12Rの優勝戦は12点となっている。
7日に行われる個人戦の優勝戦メンバーが決定。以下の6人で争われる。
<江戸川 最終日 12R 優勝戦>
1枠 清埜 翔子(埼玉・埼玉)優出20回目 3V
2枠 登玉 隼百(兵庫・兵庫)優出2回目 0V
3枠 前原 大道(岡山・岡山)優出13回目 1V
4枠 清水 沙樹(千葉・東京)優出32回目 7V
5枠 津田 陸翔(広島・広島)優出2回目 0V
6枠 深川麻奈美(熊本・福岡)優出41回目 4V
※()内は出身・支部の順
ポールポジションは清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部32歳)【冒頭の写真】。2・2・1・1・3・2・2・1着のオール3連対で勝ち上がってきた。江戸川では昨年6月のオールレディース(優勝戦1号艇2着)と昨年9月のヴィーナスシリーズ(優勝戦1号艇1着)に続く当地3回目の優出。江戸川最近4節(今節を含む)で優勝戦1号艇が3回という強さだ。
清埜は今期1コースで1・1・1・5・1・1・1・1・1着。9戦8勝で1着率89%の好成績をマークしている。また江戸川1コース最近10走は2・1・1・2・1・1・1・1・1・1着で10戦8勝のオール2連対。この10走のSTはコンマ01、14、06、13、09、15、18、03、07、08で、平均コンマ09と安定感が光る。今節もここまで2回の1コース戦があったが、2日目12Rでは追い風7メートルのなかコンマ07のトップスタートで逃げ切り、5日目12Rの準優では右横風6メートルのなかコンマ08のトップスタートで逃げ切っている。優勝戦でも盤石(ばんじゃく)の逃走を見せるのか注目だ。
レディースVSルーキーズバトルはこれまで12回開催されているが、女子レーサーの個人戦優勝は2020年丸亀大会の平高奈菜のみ。2人目の覇者が生まれるか。
侮れないのは4号艇の清水沙樹(千葉出身・東京支部37歳)【写真上】だ。江戸川ではこれが7回目の優出で、当地3回目の優勝を狙う。清水は2012年12月の江戸川男女ダブル戦で6コースまくり差しを決めてデビュー初Vを飾り、2022年1月の江戸川ヴィーナスシリーズでは4コースまくりで優勝を手にした経歴を持つ。ダッシュから思い切った攻めを見せそうだ。