レースリポート
桐生ヴィーナス 前検好タイム組の福岡泉水や赤井睦らがV争い席巻
2024.06.27
ボートレース桐生(ナイター)のヴィーナスシリーズ(6月25日~30日開催)は26日、2日目が終了した。2日目メインカードの12R「ヴィーナスドリーム戦」は、3号艇の岩崎芳美(熊本出身・徳島支部)が3コースまくりで快勝。2着に4号艇の山川美由紀(香川出身・香川支部)、3着に1号艇の櫻本あゆみ(栃木出身・群馬支部)が入り、3連単3-4-1で1万1230円の39番人気決着となっている。
さてシリーズ序盤の2日間を終えた桐生だが、目立っているのは"前検好タイム"だった選手たちの動きだ。
今節の前検タイム上位10人と今節ここまでの成績は以下のとおり。
1位 山下 夏鈴 予選22位 1・4・5着
2位 山崎小葉音 予選36位 2・6・5着
3位 福岡 泉水 予選8位 5・1・1着
4位 赤井 睦 予選2位 2・1・2着
4位 蜂須 瑞生 予選19位 3・3・5着
4位 筒井 美琴 予選41位 6・6・3着
7位 後藤 美翼 予選13位 2・6・3・1着
8位 土屋実沙希 予選9位 1・4・3着
9位 細川 裕子 予選30位 2・1・落着
9位 松本 晶恵 予選5位 2・1・3着
前検タイム3位だった福岡泉水(兵庫出身・兵庫支部26歳)【冒頭の写真】が2日目に圧巻の連勝劇を披露。1Rで3コースまくり、5Rで2コースまくりと速攻を連発した。福岡の2連勝は昨年4月の福岡戦以来で約1年2カ月ぶりだ。
福岡が今節手にしたモーター68号機は2連対率2位の好素性機。女子レーサーファンなら4月の一般戦で植木美帆(東京出身・東京支部20歳)がデビュー初1着を飾ったモーターといえばピンとくるかもしれない。この68号機はこれまで11節(※今節を除く)走って1着が30本あり、そのうち7本を"まくり"で量産、今節も含めると9本になる。モーター自体が速攻力に長けており、3日目以降もレース展開のカギを握ってくるかもしれない。
前検タイム4位タイだった赤井睦(岡山出身・徳島支部35歳)【写真上】は2日目4Rで5コースまくり一撃。3連単3万円台の高配当を提供した。今節ここまで2・1・2着で予選2位と快調。2連対率6位の好モーター60号機とのコンビで好走を見せている。3日目は4R6号艇と12R2号艇でどんな走りを見せるのか楽しみだ。
前検タイム4位タイだった筒井美琴(福岡出身・福岡支部22歳)は2日目7Rで6コースから3着連絡み。3連単1万9250円の立役者となった。今節手にしたモーター45号機は2連対率こそ30位だが、前々節の一般戦で出畑孝典がオール3連対Vを飾り、節間10走で6本の展示1番時計を出していた注目機だ。3日目以降も軽視は禁物だろう。